花粉症の方にとって、春先は試練のとき。
マスクをしていても鼻水が流れてくるし、くしゃみは止まらない。
花粉のピーク時になると、薬を飲んでるのに効果が感じられないときもありますよね。
そんなとき、鼻に塗るだけで効果的なあるものがあるんです。
今日は、花粉症のさらさら鼻水やくしゃみ対策についてご紹介します。
花粉症でさらさらの鼻水が止まらないのはなぜ?
鼻水は花粉症の四大症状の一つ。
花粉症の鼻水は透明でサラッとした水様で、鼻をいくらかんでも出てきますよね^^;
では、なぜこんなに鼻水がでるのでしょうか。
鼻から花粉を吸いこむと、鼻の粘膜に花粉が付着します。
すると、まずくしゃみが出ると同時に鼻水(鼻汁)が出ます。
本来、鼻水には異物が体内に入ることを阻止する働きがあります。
しかし、花粉症になるとその働きが過剰になるため、鼻水がどんどん分泌されるようになります。
こうなると鼻水は鼻から流れ出たり、のどにまで流れていくようになります。
また、鼻から吸い込んだ花粉は鼻水によって体外に排出されますが、運び出されずに残った花粉は長く鼻の中に留まります。
するとアレルギー物質が出つづけるため、くしゃみや鼻水が止まらないといった症状を引き起こしてしまいます。
花粉症の鼻水対策で効果的なものとは?
鼻の粘膜で起きるアレルギー反応によって出るくしゃみや鼻水。
このツライ症状を改善するためには、花粉が鼻の粘膜に直接触れないようにすることが肝心です。
マスクを装着することも効果的ですが、食事のときなどマスクを外さなければいけないときもありますよね。
そんな時には、鼻の内側にクリームを塗っておくと、クリームが薄い膜の役割をして、鼻の粘膜を保護してくれます。
また、クリームが鼻の中で花粉を付着しますので、花粉が鼻の奥やのどに侵入するのを防ぎ、症状もかなりラクになりますよ♪
このクリームとは花粉症専用の鼻腔クリームも販売されていますが、手軽に使えるのがワセリンです。
白色ワセリンはドラッグストアなら数百円で購入できますし、副作用も心配ありません。
妊娠中の方や授乳中でも安心して使えますよ^^
①鼻をかみ、鼻の中をきれいにする。
②綿棒の先に米粒大のワセリンを取り、左右の鼻の穴にまんべんなく塗ります。
※これを1日に3~5回、4時間おき程度に塗りましょう。
ワセリンを塗った上でマスクを装着しておくのがおすすめです。
ワセリン以外で簡単にできる花粉症の鼻水対策は?
鼻から吸い込んでしまった花粉を、早く落とすのに効果的なのが鼻うがいです。
鼻の粘膜に付着した花粉を洗い流す効果があり、花粉症の症状も和らげるといわれていますので、症状のひどい方はぜひ行いましょう。
①コップ1杯のぬるま湯に塩をひとつかみとかした液を作る。
②ややまえかがみの姿勢で、片方の鼻の穴から液を注入し、もう片方の鼻の穴から出すようにします。
③これを左右交互に行います
※外出から帰った時や、就寝前にすると効果的です。
水道水をそのまま鼻うがいに使用すると、浸透圧の関係で鼻の粘膜を傷めてしまいますのでやめましょう。
まとめ
鼻で呼吸する回数は、1日に3万回ともいわれています。
このため異物が入りやすく、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど鼻で症状が起きやすいのですね。
憂鬱な時期ではありますが、しっかりと対策・ケアをして、花粉症の季節を乗り切りましょう^^