保育園や幼稚園に通う小さなお子さんがうつりやすい水いぼ。
ぷちっとした小さなおできのようなイボができたと思うと、あっという間に顔や身体に広がることも。
夏場にできやすい水いぼですが、放っておけば完治するのでしょうか。
水いぼがうつる原因と治療方法、そして我が家の娘が4歳のときにかかったときの症状例についてもまとめました。
子どもが水いぼにうつる原因とは?
水いぼは正式名を「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」といい、伝染性軟属腫ウイルスに感染することによって皮膚の柔らかい部分に白っぽいいぼができる病気です。
通常は子どもがかかることの多い病気ですが、極まれに大人でも水いぼにかることがあります。
水いぼにかかる原因としては、肌と肌が接触してうつる直接感染と、プールやタオルなどを介してうつる間接感染もあります。
水いぼは良性のいぼの一種で、一度かかると免疫ができるので次に発症することはないといわれていますが、アトピー性皮膚炎や乾燥肌であると水いぼにかかりやすく、治りにくいという傾向があります。
子どもの水いぼの症状は?4歳娘の症状例も
水いぼの発症は6歳くらいまでの子どもに多く、直径1~3ミリほどのいぼができます。いぼができる場所は胴体や首、わきの下、ひじ、ひさの裏側が多いようです。
我が家の4歳の娘の症状としては、まず最初に膝の部分にいぼができました。
当初娘は痒がっていたので、虫刺されかと思いムヒなどを塗って様子を見ていました。
しかし痒みは収まらず、2~3日の間にお腹や腕にいぼが増えて広がったため、あわてて小児科を受診しました。
そこで初めて、この痒いできものが水いぼだとわかりました^^;
子どもの水いぼの治療方法と治療にかかった期間は?
水いぼにかかると皮膚の上で感染が拡がり、徐々にいぼの数が増えていきます。
しかしウイルスに対する免疫ができあがると自然に治癒するため、特に治療は必要ないと診断する先生も多いようです。
娘の場合、春頃に水いぼにかかり、いぼが5個ぐらいできました。
当初はピンセットで取るもの可哀想だと思い、肌を強くするためにと錠剤のヨクイニンを出していただいて飲んでいました。(ラムネのようにポリポリ食べていました。)
けれども一向に水いぼが減る気配もなく、通っていた幼稚園では水いぼがあるとプールに入水できなかったため、6月頃に大泣きしながら先の丸いピンセットで1つずつ取ってもらいました。
娘の泣き叫ぶ声を聞きながら、看護師さんと一緒に娘の身体を押さえつけるのはとても辛かったです^^;
しかし水いぼには2~7週間ほどの潜伏期間があるため、皮膚の表面に出ているいぼを一度取っても、ウイルスが残っていればまたいぼが出てきます。
娘の場合は、3回にわたって病院でいぼを取らないといけませんでした。
いぼを取った後はカサカサと乾燥して炎症も引き、しばらくすると跡も残らずきれいに治りました。
イソジンうがい薬を使った水いぼの治療法とは?
水いぼはピンセットで取ると痛いですし、恐怖感がしばらく残るのでその後に病院に行くことをとても怖がります。
ピンセットでいぼを取る前に麻酔シールを貼ってから取るという病院もあるようですが、子どもにとって怖いことをされるのに違いはありません。
ですが、子どもに痛い思いをさせることなく水いぼを治療する方法があります。
それはイソジンの消毒液をいぼの部分に塗って消毒するという簡単なもの。
やり方は簡単で、コットンや綿棒などにイソジンきず薬を染み込ませて水いぼを消毒し、さらにその上からイソジン軟膏を塗ります。
そして塗った部分にさわらないよう、ガーゼをかぶせてテープでとめておきます。
これを1日2回朝晩と繰り返すと、数日の間にきれいに枯れるそうです。
この方法だと子どもに痛い思いをさせることもありませんし、医療用としても使われている薬なので家庭でも安心して使えるのがこの治療法のメリットですね。
イソジンに含まれるポビドンヨードという成分が水いぼを殺菌する効果があるのですが、この簡単な方法を娘が水いぼにかかったときに知っておけば、と思うとちょっぴり悔しいです^^;
まとめ
良性のいぼとはいえ、自然治癒の場合は治るまで時間のかかる水いぼ。
ピンセットで一つずつ取るより、イソジンで消毒してあげる方が親子共にストレスは軽く済みますね。
ただし、水いぼを掻き壊すととびひになることもありますし、化膿して症状が悪化することもあります。
大丈夫かな?と心配になったら自己判断せずに、早めに医療機関を受診してくださいね。
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