寒いときに飲むと、体の芯からぽかぽか温かくなる甘酒。
甘くておいしいから、つい飲みすぎてしまいます^^;
「甘いお酒」と書くけれど、子どもに飲ませても大丈夫なの?
甘酒にアルコールが含まれていたら飲酒運転になるの?と色々気になりますよね。
そこで今日は、意外と知らない甘酒についてご紹介します。
甘酒はお酒が入ってる?アルコール度数は?
飲む点滴と呼ばれるほど栄養たっぷりな甘酒。
初詣で神社に行くと、甘酒が無料で振舞われていて体がすごく温まった、という方も多いかもしれませんね。
この甘酒の作り方は、大きく分けると2種類あります。
一つは「米麹(こめこうじ)を発酵させて作るもの」。
もう一つが「日本酒を生成したあとに残る酒粕(さけかす)に砂糖を加えて作るもの」です。
甘酒はその名前からアルコール分が含まれているように思いますよね。
「米麹を発酵させて作る甘酒」にはアルコールが含まれていませんが、もう一方の「日本酒を生成したあとに残る酒粕に砂糖を加えて作る甘酒」にはアルコール分が含まれています。
また味付けなどに酒粕が使われていると、わずかなアルコール分を含んでいることがあります。
ですが、分類上は酒類ではなく清涼飲料。お酒ではありません。
自動販売機などでよく見かける森永の甘酒も原料に酒粕が含まれていますが、アルコール度数は1%未満です。
甘酒ってアルコール?子どもに飲ませても大丈夫?
上記の通り、分類上はお酒ではない甘酒。
市販されている甘酒の多くは清涼飲料に分類され、アルコールを含んでいてもほんのわずかなため未成年でも飲むことができます。
甘くて飲みやすいためお子さんも欲しがるかもしれませんが、飲ませるときは念のため「米麹を発酵させて作る甘酒」かどうか確認しておきましょう。
「米麹を発酵させて作る甘酒」ならアルコール分が含まれませんので、お子さんや妊婦さんでも安心して飲めますよ^^
甘酒のアルコールは飲酒運転になるの?
分類上は清涼飲料で、未成年でも飲める甘酒。
「だったら飲んでも飲酒運転にはならないよね!」と思いませんか?
でも実は、甘酒を飲んだだけでも飲酒運転で検挙される可能性はあるんです^^;
道路交通法によると飲酒運転には大きく分けて2種類あり、酒気帯び運転と酒酔い運転があります。
お酒に酔っている状態といえなくても、呼気中のアルコール濃度が基準値を上回っていれば酒気帯び運転と規定されます。
このためアルコール分の低い甘酒といえども、呼気中のアルコール濃度が基準値を超えていれば飲酒運転として検挙されてしまうのです。
過去には粕汁や奈良漬け、チェリーボンボンを食べて検挙された例もあります。
また、バスの運転手さんは仕事前にレーズンパンは食べない、という話もあります。
これはレーズンパンに微量のラム酒が残っているといけないからだとか。
ノンアルコール飲料や栄養ドリンクなど、普段お酒として認識していないものにもアルコールは含まれています。
車を運転する際には、改めて食べもの・飲みものには気を付けたいですね。
もし微量でもアルコールを含むものを摂取したときは、運転するまで時間をおいたり、運転を代わってもらった方がよいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
初詣など寒い冬に外で飲む甘酒っておいしいですよね^^
でも車で初詣に出かけているときは要注意。
この時期は飲酒検問も多く実施されていますし、お家に帰ってからいただきましょう。
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