新しい年が明けて初めのイベントといえば初詣。
普段は神社やお寺に縁がなくても、初詣は毎年必ず
行くという方も多いのではないでしょうか。
しかし、正しい参拝の仕方って意外とわからなかったり
しませんか?
今日は初詣の参拝の作法とマナーについてまとめてみました。
初詣のお参りの心構え
初詣は、1年の初めに神様にお祈りをする大切な行事。
神様に失礼のないように、気を引き締めてお参りしましょう^^
・初詣の服装は?
正装とまではいかなくても、カジュアルすぎる服、
シワのよった服、シミのついた服を着て行くのは神様に失礼です。
清らかな気持ちでお参りするためにも、清潔感のある服装を
心がけましょう。
・初詣の期間は?時間帯は?
初詣は「松の内」と呼ばれる期間に済ませるのが一般的です。
地域によって松の内の期間は異なりますが、
関東では1月7日までを指し、関西では1月15日までのことを
指すことが多いようです。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
>>>初詣の期間は?いつまでに行けばいい?喪中の場合はどうするの?
お参りをするのに最適な時間帯ですが、
初詣自体には時間の決まりはありません。
大勢の人で混雑する時間帯を避けたいのであれば、
朝早めにお参りするといいでしょう。
・鳥居をくぐるときは?
鳥居は参拝者のケガレを祓うもの、といわれています。
お参りする際は、神社の一番外側にある「一の鳥居」から
順に鳥居をくぐって、参道に入りましょう。
鳥居をくぐる前には、軽く一礼をします。帰路に着くまでは、
本殿の神様にお尻を向けないこともポイントです。
手水舎の正しい作法とは?
参道の脇にある手水舎(ちょうずや)。
参拝をする前に、身を清めておく場所です。その正しい手順を
覚えておきましょう。
①柄杓(ひしゃく)に水をくみ、左手を洗います。
②柄杓を持ち替えて、右手を洗います。
③右手で柄杓を持ち、左手で水を受けて、口を軽くゆすぎます。
④最後に、柄杓を縦にして水を流し、持ち手の部分を洗います。
洗い終わったら、元の場所に柄杓を伏せて戻します。
【注意するポイント】
水をくむのは最初の1回だけなので、使い過ぎに注意しましょう。
また口をゆすぐときに、柄杓に直接口をつけるのはマナー違反なので、
必ず水を手に受けてから、口をゆすぎましょう。
おさえておきたい参拝の作法
初詣のときに困ってしまうのが、参拝の時の「礼と拍手」では
ないでしょうか。
●神社では「二礼二拍手一礼」が基本ですので、ぜひおさえて
おきましょう。
①拝殿の正面で軽く会釈をします。
②礼をしたら、綱を揺らして鈴を数回鳴らします。
③お賽銭を静かに投げ入れます。
④2回頭を下げてお辞儀をし、神様への敬意を表します。(二礼)
⑤手の平を合わせ、右手を少し下にずらして2回拍手をします。(二拍手)
ここでお祈りをします。
⑥最後に1回頭を下げて、右足から後ずさりして拝殿を後にしたら
終了です。(一礼)
●お寺では「一礼」が基本です。
①軽く会釈をします。
②礼をしたら、綱を揺らして鈴を数回鳴らします。
③お賽銭を静かに投げ入れます。
④胸の高さで合掌して、お祈りします。
⑤最後に1回頭を下げます。(一礼)
【参拝の際のまめ知識】
鈴の音には、邪気を払うという意味があるので、きちんと
音を鳴らしましょう。
またお賽銭を投げることで、心のもやを祓うという意味があります。
お寺では、神社のように拍手をするのは失礼にあたるので
注意しましょう。
神社やお寺によって参拝方法が異なる例もありますので、
そのときは、その旨の表示に従いましょう。
参拝の際のNGマナーとは?
「二礼二拍手一礼」より前に、大切なのは参拝する際の姿勢。
ここでは知らないと恥をかく、参拝するときに注意したい点を
まとめました。
・大声でしゃべりながら
・たばこを吸いながら
・飲食をしながら
・帽子やサングラスを着用したまま
・露出が激しい服装
これらはすべて神様に対して不敬にあたりますので、気を
つけましょう。
また「参道の真ん中を歩くことはNG」とされていますが、
初詣などの混雑時は、それほど気にする必要はないでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
毎年出かける初詣ですから、正しい作法やマナーを覚えて
おきたいものですね。
新たな一年の目標を神様に誓い、その達成を見守っていただく
ことをお願いすれば、願い事も叶いやすくなるかもしれません。
昨年一年の無事に感謝し、新しい一年も素晴らしい年に
なりますように^^