目玉焼きや卵焼き、オムライス・・
朝・昼・晩と食卓に欠かせない存在の卵。
そのままでも、アレンジしても美味しい卵は、
子どもから大人まで大好きな食品ではないでしょうか。
でも小さい頃、「卵は1日に1個まで!」
なんて言われた経験はありませんか?
「卵はコレステロールが高いから、食べ過ぎはダメ!」
と私の母はよく言っていましたが、果たしてそれは
本当なのでしょうか?
気になったので調べてみました^^
卵は1日何個まで食べていいの?
卵は1日に1個以上食べてはいけない、と言われてきましたが、
最近の研究によると、健康な人であれば1日に2~3個までなら
食べても良いことがわかってきました。
その理由は、卵の栄養成分にあります。
卵は、ヒトが体内で作り出せない9種類の必須アミノ酸を
最もバランスよく含む『完全栄養食品』だったのです。
アミノ酸は体内の血管や内臓、皮膚、筋肉などの元になる
たんぱく質を構成しているだけでなく、疲労回復や免疫の強化にも
役立ちます。
このアミノ酸の摂取量から考えると、
卵は1日に2~3個食べるのが適量と言えるでしょう。
また卵には、アミノ酸以外にもヒトの身体に必要なミネラルや
ビタミンなどのあらゆる栄養素が含まれているので、積極的に
摂るべきなのですね。
92歳で亡くなった大女優の森 光子さんも、
卵を毎日3、4個食べることが美肌・健康の秘訣だと
話していたのだとか^^
ただし、高脂血症や動脈硬化症の方はお気をつけくださいね。
卵を食べたらコレステロール値が上がるって本当?
「卵はコレステロール値を上げる」と伝説のように言われていますが、
この誤解の元になったのが、1910年代にロシアで行われたウサギの実験です。
実験では、ウサギに卵を食べさせたところ、血中のコレステロールが
増加して、動脈硬化になってしまいました。
これによって、「コレステロールは動脈硬化の原因!」と結論づけられた
ため、あの伝説のような悪いイメージが着いてしまったのですね。
でもウサギは草食動物で、ヒトの身体とは違います。
健康な人であれば、体内でコレステロール値を一定に保つ機能が働くため、
卵を1日に1~3個食べても、血中コレステロール値への影響は
ほとんどありません。
コレステロールには悪玉コレステロールと善玉コレステロールの
2種類がありますが、実は、卵には悪玉コレステロールを下げる効果も
あるんです。
卵を食べる心配よりも、食べないことで様々な栄養素が不足することを
気にするべき、という声もあります。
卵のおすすめの食べ方は?
卵の調理方法はいろいろありますが、栄養面から見ると、卵に含まれる
ビタミンB群が熱に弱いため、生で食べるのがおすすめです。
ただし、黄身は半熟で白身は堅い、という状態が栄養の消化吸収効率は
よくなるので、半熟の目玉焼きやゆで卵、温泉卵などにして食べると
よいでしょう。
また食事での取り合わせに関しては、卵に足りない栄養素であるビタミンCや
食物繊維との組み合わせが最適。
これらを多く含む野菜などと一緒に食べると、栄養バランスの取れた
食事になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
卵が好きな私としては、毎日2~3個食べても問題ナシ、
さらに悪玉コレステロールを下げる効果もあると知り、とても
嬉しくなりました♪
卵は年間を通して価格も安定しているので、主婦には助かる食品。
これからは毎日2個ほど食べたいと思います^^
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