口当たりが良くて美味しいお菓子の定番「プリン」。
その口当たりの良さと美味しさから
赤ちゃんや子どもに何歳から食べさせていいのか
迷うママも多いと思います。
2人の男の子がいる我が家の場合ですが、
長男は1歳8ヶ月頃、次男は1歳6ヶ月頃に
初めてプリンを食べさせた記録が残っていました。
ここでは、
プリンは何歳から食べさせていいのかの疑問に答えると共に
市販のプリンやゼリーを食べさせていい歳などについて
お伝えしていきたいと思います。
子どもにプリンは何歳から食べさせていい?
結論から言うと
子どもにプリンを食べさせる年齢は、
「1歳を過ぎてから」がおススメです。
なぜなら、
消費者庁が発表した食物アレルギーに関する調査の結果から
「食物アレルギーは、1歳未満が1番多く発症する」
ということが明らかになっているからです。
また、アレルギー発症の原因となる食物は、
「1位が卵」「2位が牛乳」。
つまり卵と牛乳を使うプリンは、
1歳未満の赤ちゃんが食べると
アレルギーを発症しやすいということです。
参考URL:https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/assets/food_labeling_cms204_220601_01.pdf
(消費者庁 令和3年度 食物アレルギーに関連する食品表示に関する調査研究事業報告書)
赤ちゃんでも食べやすそうなプリンですが、
もしアレルギーが発症すると
下痢や嘔吐、湿疹やじんましん、
唇のはれ、せき、呼吸困難など
恐ろしい症状が現れるかもしれません。
大切な我が子を守るためにも
アレルギーが発症しやすい赤ちゃんの時期に
あえてプリンを与える必要はないと言えるでしょう。
子どもにプリンを食べさせるのは少なくとも
「1歳を過ぎてから」がおススメです。
プッチンプリンや市販のプリンは何歳から食べられる?
市販のプリンと言えば、
容器の突起を折るとプリンが出てくる
「プッチンプリン」を思い出す人が多いのではないでしょうか。
そんなプッチンプリンを子どもに食べさせる場合は、
離乳食が完了した「1歳半から2歳頃」を目安です。
その理由は、
お伝えした卵と牛乳のアレルギーの発症を避けるためだけでなく、
1.食品添加物
2.砂糖
の摂取を控えるためでもあります。
食品添加物
プッチンプリンの原料は、
・加糖練乳(国内製造)
・砂糖
・ローストシュガー
・植物油脂
・脱脂粉乳
・生乳
・バター
・加糖卵黄
・クリーム
・濃縮にんじん汁
・食塩
・うるち米でん粉
・こんにゃく粉
・寒天/糊料(増粘多糖類)
・香料
・酸味料
です。
参考URL:https://www.glico.com/jp/product/yogurt_pudding/pucchinpudding/43753/(グリコ 公式サイト)
実はプッチンプリンには、
「着色料」「保存料」「人工甘味料」
などの食品添加物は使用されていません。
ただ、香料や酸味料など
食品添加物が全く入っていないわけでもありません。
今や私たちの生活に欠かせない食品添加物ですが、
摂り過ぎると
・味覚異常
・腸内環境の悪化
・アレルギーやがんのリスク
そして、小さい時から食品添加物を摂り過ぎると
・味が濃いものを好む
・偏食の原因
になる恐れがあります。
また、プッチンプリンに含まれている
植物から採取された油である「植物油脂」も
消化する時、胃腸に負担がかかるので、
あまり小さな子どもに食べさせることはおススメできません。
砂糖
プッチンプリンに含まれている砂糖は、
・プッチンプリン(3個入り):1個あたり12.1g
・Bigプッチンプリン:27.9g
です。
厚生労働省が定めている日本人の食事摂取基準では、
砂糖などの糖類の摂取は1日
・1歳~2歳:11g~12g
・3歳~5歳:16g
・6歳~7歳:18g~19g
・8歳~9歳:21g~23g
・10歳~11歳:26g~28g
・12歳~14歳:30g~33g
が目安とされています。
つまり、
プッチンプリン3個入りのうち
1個でも子どもが食べると
1日に摂取するべき砂糖のほとんどの量を
摂ってしまうというわけです。
食品添加物の点から見ても砂糖の点から見ても
プッチンプリンは、
小さな子どもに食べさせるのは
できるだけ控えた方が良さそうです。
ちなみにプッチンプリンを販売している
グリコの公式サイトに
「タイトル:
【プッチンプリン】離乳食として食べさせてもよいですか
回答:
プリンは甘味があり、食べやすい食品ですので、
つい与えすぎてしまい、他の食品をあまり食べなくなってしまうことが考えられます。
離乳を順調に進めるために、1歳過ぎまではお控えください。
あくまで食事を基本に栄養バランスを考えた上で、おやつとしてお召し上がりください。」
という掲載もありました。
シャトレーゼのプリンは何歳からOK?
では、美味しくて安い「シャトレーゼ」のプリンは
何歳から食べさせて良いのかというと
やはり、離乳食が完了した「1歳半から2歳頃」が目安です。
プリンに含まれている砂糖は
糖質の摂り過ぎになるだけでなく、
消化しにくい特徴や中毒性もあるため
味覚の発達を促すための離乳食時期に与え過ぎると
偏食の原因にもなってしまいます。
なので、
シャトレーゼのプリンも離乳食が完了してから
食べさせてあげるのがおススメです。
ちなみにシャトレーゼには食品添加物を使っていないプリン
1.特濃たまごプリン
2.特濃生クリームプリン
3.契約農場たまごのプリン
があります。
特濃たまごプリン(税込162円)
厳選した卵の卵黄だけを使ったプリンで、
卵のうま味とコクを楽しめます。
.特濃生クリームプリン(税込183円)
北海道産の純正クリームを2種類使用して、
濃厚な風味が特徴のプリンです。
契約農場たまごのプリン
飼料にこだわった卵を使っているだけでなく、
牛乳、卵、砂糖だけで作られたプリンです。
無添加のプリンで、このお値段は凄いですよね。
私も次にシャトレーゼに行った時は買ってみようと思います。
市販のゼリーは何歳から食べさせていい?
では、市販のゼリーは何歳から食べさせていいのかと言うと
市販のプリンと同じで
離乳食が完了した「1歳半から2歳頃」が目安です。
その理由は、
ゼリーに使われている「ゼラチン」も
アレルギーが発症しやすい食べ物で、
消化に負担がかかる特徴もあるからです。
もっと早くにゼリーを食べさせたい時は、
9ヶ月~11ヶ月から食べられる
「寒天」を使ったゼリーがおススメです。
ただ、ゼラチンでも寒天でも
小さな子どもにゼリーを食べさせる時は、
・喉に詰まらないように少量ずつ
・器官内に飲み込む「誤嚥(ごえん)」を防ぐために遊びながら食べさせない
・食べ終わるまで大人が見守る
ことが大切です。
子どもが小さな時は、どこで何が起きるか分かりません。
「こうしておけば良かった」ということがないように
必ず見守って美味しくゼリーを食べさせてあげてくださいね。
まとめ
口当たりが良くて美味しい「プリン」。
でも、赤ちゃんや小さな子どもに食べさせる時は、
・食物アレルギー
・食品添加物
・砂糖
の点から「1歳を過ぎてから」
もしくは「離乳食が完了してから」がおススメです。
我が家では、
今でも子どもが体調を崩した時には
よくプリンを手作りしています。
「卵」「牛乳」「砂糖」を混ぜて、濾して、レンジで温めるだけ。
食品添加物などが入っていないので、
すぐに食べる必要はありますが、
出来立てのプリンも美味しいですよ。
コメント