お正月が近づくと、家の玄関やビルのエントランスに
門松やしめ縄などのお正月飾りを見かけるように
なりますね。
このお正月飾りにはそれぞれ大切な意味があり、
正しい飾り方があることをご存じでしょうか?
実は飾りつけをする期間も決まっているんです^^
今日はおめでたいお正月飾りについてまとめました。
お正月飾りには何があるの?なぜ飾るの?
お正月飾りの主なものとして、門松、しめ縄、鏡餅があります。
それぞれの意味や由来をご紹介します。
【門松】
門松は、もともと年神様を家に迎えるための道しるべの
意味を持ちます。
常緑樹の松は強い生命力の象徴であり、古くからご神木とされ、
竹も常緑でまっすぐな幹や倒れにくいことから、おめでたいもの
として使われました。
門松は長寿を願う飾りつけだったのです。
【しめ縄】
地方によっては、しめ飾りとも呼ばれます。
しめ縄は年神様を祭る場所を示すもので、神事と俗事を
区切るために使われ、邪除けの意味を持ちます。
玄関に飾ると、不浄なものが入らないと言われています。
しめ飾りはさまざまな種類があり、飾る地域によって異なります。
また最近はモダンなタイプも出ています。
【鏡餅】
鏡には〝神聖″という意味があり、丸いお餅は魂を表します。
お正月に丸くしたお餅を重ねて、年神様へのお供えとして
神棚や床の間などに置く習慣があります。
この3つのお正月飾りはそれぞれ意味が異なりますが、
どれも生命力を象徴するものだったのです。
お正月飾りを飾っておく期間は?
お正月の準備を始める日を〝正月事始め″と言い、その日を
12月13日とする地方が多くあります。
おめでたい事ですので、縁起の良い日を選ぶのがいいですが、
避けたほうがよい日もあります。
29日:『苦に通じる』という語呂合わせ
30日:旧暦の大みそか 31日と同じ意味。
31日:『一夜飾り』お葬式と同じ。
ではお正月飾りはいつまで飾っておくのでしょう?
「お正月飾りを片付ける日は、松の内まで」と言われています。
地域によって松の内の期間も異なりますが、
関東では1月7日までを指し、関西では1月15日までのことを
指すことが多いようです。
ただ、1月11日にお供えしていた鏡餅をさげて、いただく
「鏡開き」が行われるため、その日にほかのお正月飾りを
片付けるという例もあります。
一般的には、15日に行われる「どんど焼き」という火祭りで
燃やすというのが習わしです。
まとめ
日本のお正月は、新年を祝うとともに、
新しい年神様を迎える行事でもありました。
お正月飾りはその年神様を迎えるための大切な儀式
だったのですね。
今までは飾る意味も知らないで過ごしてきましたが、
今年の年末は、正しいしきたりを知って、気持ちよく
年神様をお迎えしたいと思います^^
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