冬本番の1月~2月は多くの方が寒いと感じますよね。
特に2月は1年のうちで最も寒いと言われています。
では、その前後の12月と3月はどうでしょうか?
寒さを感じ始める12月と徐々に暖かさを感じてくる3月。
実際にはどちらが寒いのでしょうか?
私としては、寒さに慣れていない12月は寒さを敏感に感じます。
反対に、寒さに慣れて気温が上がってくる3月は「寒いなぁ…」より「暖かくなってきたなぁ」と感じることが多いです。
あなたは毎年、どう感じていますか?
気になったので調べてみると、どうやら実際に12月のほうが寒いことが分かりました。
「寒い」といってもどのような違いがあるのか、この記事でご紹介します。
実際に12月と3月はどっちが寒いの?
一言に寒いといっても、その基準はなんでしょうか?
「気温が低い」「天気が悪い日が多い」「風が強い」「日照時間が短い」など、寒いと感じる原因は多岐に渡ります。
その中でも、やはり寒さを体感するのは気温ではないでしょうか。
気象庁の過去の気温データを参照したところ、全国の各地域で12月の平均気温が3月よりも低いという結果でした。
年によってその差には違いがあるものの、過去のデータからは12月のほうが寒いと言いえそうです。
12月と3月の全国の平均気温の違いは?
各地域の12月と3月の平均気温はどのくらい違うのでしょうか?
代表的な都市を例に比較してみましょう。
もちろん地域によって特色があるため、一概に断定はできませんが、参考にしてみてください。
2022年の月別平均気温 3月 12月
北海道地方(札幌市) 2.6℃ -1.4℃
東北地方(仙台市) 6.4℃ 4.2℃
関東地方(東京) 10.9℃ 7.5℃
甲信越地方(新潟市) 7.3℃ 4.7℃
東海地方(名古屋市) 11.0℃ 6.6℃
北陸地方(金沢市) 8.9℃ 6.1℃
近畿地方(大阪市) 11.4℃ 7.9℃
中国地方(広島市) 11.5℃ 6.4℃
四国地方(松山市) 11.9℃ 7.4℃
九州地方(福岡市) 12.7℃ 7.7℃
上記の通り、全ての地域で3月の気温が12月の気温を上回りました。
何となく感じていた12月のほうが寒いという体感は当たっていたようです。
気温を比較してみると、各地域で2~3℃程度の差が出ていますね。
12月には、多くの地域で、冬物のコートが必要ですが、3月になるとトレンチコートでも過ごせるような気温となってきます。
12月と3月では雪の降り方に違いはある?
降雪量は地域によってかなりの差があります。
こちらも月別平均気温と同様に代表的な地域の月別降雪の合計をまとめました。
気象庁の過去の気象データを参考にさせていただきました。
2022年の月別降雪の合計 3月 12月
北海道地方(札幌市) 34㎝ 103㎝
東北地方(仙台市) 6㎝ 1㎝
関東地方(東京) - -
甲信越地方(新潟市) - 94㎝
東海地方(名古屋市) - 10㎝
北陸地方(金沢市) - 54㎝
近畿地方(大阪市) - -
中国地方(広島市) - 8㎝
四国地方(松山市) - -
九州地方(福岡市) - 1㎝
3月は雪の多い北海道、北陸地方以外では1㎝以上の降雪が観測されていませんでした。
一方で、12月は雪が多く降らない地域でも降雪が観測されており、雪への対策が必要になりますね。
気温が上がって暖かくなるのはいつから?
暖かい季節が待ち遠しい方も多くいらっしゃると思いますが、本格的に暖かくなるのはいつ頃からでしょうか?
暦の上で立春は2月4日とされていますが、まだまだ寒い時期が続きます。
「暑さ寒さも彼岸まで」と古くからのことわざにあるように、例年暖かくなってくるのは春分頃といわれています。
春分は3月20日もしくは3月21日とされており、一年のうちで昼夜の長さがほぼ同じになります。
この頃になると、本格的な暖かさを感じられる日も増えてくるでしょう。
もちろん、3月といえば暖かい日もあれば寒い日もあります。
この寒暖を繰り返しながら、徐々に暖かい日が増えてくることで春へと向かっていきます。
まとめ
12月と3月はどっちが寒い?という疑問から、代表的な地域の平均気温と降雪量についてまとめてみました。
結果としては、12月のほうが気温が低く、降雪の観測も多い傾向にあることが分かりました。
以上のことから「12月のほうが寒い!」という結論に至りました。
地球温暖化といわれている昨今ですが、長い夏を終えてやってくる冬はやはり寒いものです。
寒さが本格化してくる12月、寒暖差のある3月どちらも体調に気を付けて快適にお過ごしくださいね。
冷えから身体を温めてくれるものといえば、お鍋。
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もうすぐやってくる春を心待ちにしながら、残りの冬も楽しみたいものです。
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