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お雑煮はいつ作るもの?前日までにしておきたい仕込みは?

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日本の風習

お正月の食べ物と言ったら「おせち」、
そして「お雑煮」ではないでしょうか。

お雑煮は、
大みそかに年神様へお供えした
お餅や野菜などの食べ物を食べることで神様に感謝を伝え、
恩恵をいただくという意味があります。

ただ、ご存じの方も多いと思いますが、
お雑煮は地域や家庭によって味付けや具材が様々です。

今回は、お雑煮はいつ作るものなのか、
作るタイミングや仕込みの仕方、
保存の仕方などをお伝えしていきたいと思います。

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お雑煮はいつ作るのがベスト?

お雑煮はいつ作るのがベストかと言うと
食べる前日までに野菜やだしの仕込みをしておくと良いでしょう。

お雑煮は、
地域や家庭によって味付けや具材が様々ではありますが、
食べるタイミングはほとんどが1月1日~1月3日までの「三が日」。

なので、
1日の元旦に食べる場合は大みそか、
2日に食べる場合は1日、
3日に食べる場合は2日
に仕込みをしておくと
食べる当日の準備が楽になるだけでなく、
野菜に味が染み込みやすくもなります。

お雑煮で前日までにしておくと便利な仕込みは?

では、お雑煮で前日までにしておくと便利な仕込みは何かというと
「野菜」と「だし」の仕込みです。

お雑煮は、地域や家庭によって味付けや具材が様々ですが、
関東風・関西風のお雑煮を代表して見ると共に
・人参
・大根
・お餅
・昆布だし
を使う場合が多いです。

そして、前日までの仕込みとしては
・人参
・大根
・昆布だし
そして、関東風は
・小松菜やほうれんそう
関西風は
・里芋
の仕込みをしておくと便利です。

〈人参〉
皮をむいて1cmの厚さに切っておきます。

人参は「ねじり梅」の飾り切りしておくと
可愛くて華やかなお雑煮に仕上がります。

私も今年のお正月、
旦那の実家でねじり梅の飾り切りにチャレンジしました。

時間がかかって苦戦しましたが、
華やかさや印象が全然違うので
頑張って良かったなと思いました。

〈大根〉
きれいな丸になるように皮をむき
6mm~7mmの厚さのいちょう切り切っておきます。

そして、人参と一緒に水から茹でていきます。
20分ほど茹でて柔らかくなればOKです。

茹でた後は水に浸して冷蔵庫で保存しておきましょう。

〈昆布だし〉
昆布を水に3時間~一晩浸して
昆布だしを作ります。

水の量に対して昆布は1%の量が目安です。

水だしの昆布だしは、
昆布に切り込みなどを入れる必要はありません。
時間をかけてだしをとるので、
切り込みを入れると雑味やぬめりが出やすくなるんです。

また、だしをとっている間は香りが逃げないように
蓋かラップをしておいてくださいね。

すっきりした味わいの
自然なうま味の昆布だしに仕上がりますよ。

〈小松菜やほうれんそう〉
関東風のお雑煮に入れることが多い
「小松菜」や「ほうれんそう」は、
固めに下茹でしておきましょう。

〈里芋〉
関西風のお雑煮の定番「里芋」は、
面取りしながら皮をむき、
大きい里芋は一口サイズに切っておくと良いですよ。

そして、鍋に里芋と里芋がかぶるくらいの米のとぎ汁を加えて、
20分ほど茹でて柔らかくなればOKです。

水にとってよく洗って、
水気を切ってから冷蔵庫で保存しておきましょう。

「人参」「大根」「昆布だし」
「小松菜やほうれんそう」「里芋」の仕込みが終われば、
後は食べる当日を待ちましょう。

関東風のお雑煮の場合、
昆布だしに薄口醤油や料理酒などで味付けをして、
切った鶏肉や人参、大根、小松菜やほうれんそうを入れて温めます。

そして焼いたお餅を乗せれば完成です。

関西風のお雑煮の場合、
昆布だしに人参、大根、里芋、
そしてお餅を入れて煮込んで、
最後に白みそを溶き入れれば完成です。

大阪出身の私の実家では、
この関西風のお雑煮の材料に焼き豆腐が入っていました。

今は結婚して白みそではないお雑煮を食べる機会が多いのですが、
お正月に実家に帰って白みそのお雑煮を食べると
「実家に帰ってきたなぁ」と思える料理でもあります。

ちなみにお雑煮に使われる具材には、
・お餅:長寿
・人参:魔除け
・大根:家庭円満
・鶏肉や小松菜:名取り
・里芋:子孫繁栄
という意味があるんですよ。

お雑煮の日持ちと保存方法は?

お雑煮は、
みんなで集まって食べる機会が多いことや
大鍋で作ると縁起が良いと言われていることもあり
一度に大量に作っているご家庭が多いと思います。

そこで、気をつけたいのがお雑煮の保存方法です。

大鍋で作るとそのまま冷蔵庫に入らないことや
「冬場だから大丈夫だろう」と
常温で置きっぱなしにしているご家庭も多いと思いますが、
それ、とっても危険なんです。

冬場とは言え、
暖房を入れている室内は菌が繁殖しやすく、
食中毒になる恐れがあります。

なので、お雑煮は4日~7日もつ「冷蔵庫保存」がおススメです。

1食ずつ保存容器に小分けにしておくと
食べる時にレンジでそのまま温めるだけで
便利です。

また、
具材と汁を別々の保存容器に分けて
冷蔵庫保存するのもおススメです。
食べる時に具材と汁を合わせて
鍋で温めればOKです。

そして、お雑煮を冷蔵庫保存する時、
必ず粗熱がとれてから保存するようにしてくださいね。
熱いまま冷蔵庫保存してしまうと
冷蔵庫内の温度が高くなって
他の食材を痛ませてしまう恐れがあります。

ちなみにお雑煮の冷凍庫保存は、
大根や里芋の食感や風味が落ちてしまうので
おススメしません。

どうしても食べきれないからお雑煮を冷凍庫保存したい時は、
フリーザーバッグに空気を抜きながら入れて
2週間以内に食べきるようにしてくださいね。

まとめ

お正月の食べ物の一つ「お雑煮」。

寒い時期に食べる温かいお雑煮は
身と心を温めてくれるだけでなく、
無事に新年を迎えられた喜びや
良い年にしたいという希望をもてる食べ物でもあります。

ぜひ、これからお雑煮を作る時には、
前日までに
・人参
・大根
・昆布だし
・小松菜やほうれんそう
・里芋
の仕込みをして、当日を楽に迎えてみてくださいね。

また、安心して食べられるように
お雑煮は常温保存ではなく
冷蔵庫保存で4日~7日以内に
食べきることも忘れないでくださいね。

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