お弁当は節約や健康のためには良いものの、傷みやすく悪くなりやすいので管理には常に注意が必要です。
中には、朝作ったお弁当を夜に食べる人もいますが、大丈夫なのでしょうか?
今回は朝作ったお弁当を夜食べるのは大丈夫なのか、どのような危険性があるのかについて詳しくご紹介します。
また、お弁当を夜までもたせるにはどんな工夫が必要なのかもあわせてまとめました。
お弁当に限らず、食品は保存方法を間違えると食中毒を引き起こす原因になりかねません。
その危険性も時期によって変わるので、季節や状況に合った対策を行う必要がありますが、その方法も知ってしまえば難しいことはないでしょう。
ぜひ最後まで読んで、お役立てください!
朝作ったお弁当を夜食べるのは大丈夫なの?
朝自分で作ったお弁当を夜に食べるのは、保存方法が正しければ問題はないでしょう。
世間で健康志向が強まっていることもあり、お弁当を作って持参する人が増えていますよね。
朝作ったものでも昼に作ったものでも、食べるまでどのように保存しておくかが最も重要なポイントです。
その方法は時期によっても加減が変わりますが、基本的には、保冷剤をつけてお弁当内の温度が上がらないようにしてください。
そうすれば痛む心配もありません。
保冷剤は夏は多めに(食べるまでにかかる時間分)、冬も室内は暖かいことが多いので1つ以上は入れておきましょう。
常温保存していた朝作ったお弁当を夜食べるのはどんな危険性がある?
お弁当を常温で保存しておくと、食品の中で細菌や微生物が繁殖し、食中毒を起こしてしまう可能性があります。
作ったお弁当を常温で保存できる時間は短く、2時間を超えると危険です。
特に夏の常温保存はとても危険なので厳禁!!
寒い冬であっても、念のため常温保存は避けるようにしてください。
お弁当は冷蔵庫で保存し、食べる前に加熱し直すこともおすすめです。
健康を守るためにも、食品を適切に取り扱い、十分に加熱し、早めに消費するように心がけましょう。
夏場に朝作ったお弁当を夜に食べる危険性は?
そもそも夏場は気温も湿度も高く食品が悪くなりやすいため、夏の朝作ったお弁当を夜に食べるのはかなり危険な行為です!
上記のように保冷剤をいれたとしてもお昼が限界。
それ以降は雑菌が繁殖しやすくなるので、夜にはかなり危険な状態になります。
ただ、食べたからといって絶対に食中毒を起こすとは限りませんが、体の調子や年齢によって抵抗力が落ちている時には特に注意してください。
どうしても夜に食べたい場合は、保冷剤以外の工夫も必要になります。
お弁当を夜までもたせるにはどんな工夫が必要?
人それぞれの事情によっては、夜までお弁当をもたせたい!という人もいるでしょう。
そんな時に必要になる工夫をいくつかご紹介していきます。
保冷剤を入れる
保冷剤を入れることでお弁当箱の中の温度を下げ、食材の鮮度を保ちます。
必要な時間分だけ保冷剤をいれてください。
長時間もたせたい場合は、このような特殊な保冷剤もおすすめです。
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素手で作らない
手には見えない雑菌が付着しています。
素手でお弁当やおにぎりを作ると雑菌が繁殖するので、必ず手袋を使用しましょう。
味付けを濃い目にする
濃い味にしておくと雑菌の繁殖を防ぐことができるので、おかずはやや濃い目がオススメです。
水分は取り除く
食品の水分は必ずキッチンペーパーなどで拭き取ります。
さらに水分量の多い食品(トマトや加熱不足の卵焼きなども危険)は傷みやすいので、避けるようにしましょう。
梅干しを入れる
梅干しは殺菌効果があるので、ご飯の上やおにぎりの具にいれるのがオススメです。
わさびシート
殺菌効果のある、天然わさびを使用したわさびシートが販売されています。
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お弁当の上に1枚乗せておくだけでも雑菌が繁殖しにくくなるので、常備しておくと安心ですね。
食べる前に加熱する
可能であれば食べる前に電子レンジなどで加熱してください。
その場合は、加熱をする前提で中に入れる具材も選んでおきましょう。
お弁当に入れると傷みやすい食材は?
特に夏場などに傷みやすい食品は、水分や栄養が豊富で、細菌やウイルスが繁殖しやすいものです。
食中毒を避けるためにも、以下の食品はお弁当には入れない方がよいでしょう。
卵
加熱が不十分な半熟卵や卵焼き、マヨネーズなどはサルモネラ菌の温床になりやすいです。
お弁当に入れる際は、卵の中心部までしっかりと火を通しましょう。
生野菜
きちんと洗われていない野菜は雑菌がついている場合があるほか、水分が多く傷みやすいのでなるべくお弁当に入れない方が良いでしょう。
レタスやプチトマトなどを入れる場合は、良く洗ってからキッチンペーパーなどで水気をしっかりと拭き取りましょう。
チーズなどの乳製品
ナチュラルチーズなどには乳酸菌以外の細菌も含まれています。
特に高温多湿の環境では腐敗しやすいため、お弁当に入れる場合は必ず保冷剤を入れて十分に冷やしてくださいね。
炊き込みご飯
炊き込みご飯は加熱されたご飯なので、基本的には傷みにくいと言えます。
ただし、時間が経つとご飯に混ぜた具材が雑菌の栄養源になり、腐敗してしまうことがあります。
お弁当に入れる場合は加熱した上でしっかりと冷やすなど、十分な衛生管理が必要です。
ポテトサラダ
ポテトサラダなどのサラダは、一般的にお弁当に入れやすい食品の一つですよね。
でも水分量が多く、傷みやすいという特徴もあります。
マヨネーズも時間が経つと傷みやすいため、サラダにするならマヨネーズなどで和えずに、別容器にドレッシングを持参するとよいでしょう。
毎朝頑張ってお弁当作りをしても、場合によって節約に繋がらないケースがあります。
こちらの記事で詳しくご紹介しているので参考にしてくださいね。
まとめ
健康を考えお弁当を作る人が増える一方、保冷時間が足りず、結果として腹痛や吐き気を引き起こしてしまう人も実は例年多いのです。
さらに年々夏の気温も上がっているため、お弁当はさらに傷みやすい環境になっています。
保冷剤以外の工夫も取り入れながら、安全なお弁当ライフを送ってください!
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