おでんの美味しい季節ですね。
圧力鍋を使えば、おでんも短時間で柔らかく美味しく仕上がります。
おでんと言えば、卵はみんなに人気がありますね。
しかし、「卵は圧力鍋に入れると爆発しそうで心配!」
そう思っている人もいるようです。
ここでは、果たして本当に圧力鍋に卵を入れても大丈夫か、圧力鍋に入れてはいけないものは何か、さらには卵の殻を上手にむく方法を解説致します。
圧力鍋で作るおでんに卵は入れていい?入れると爆発するって本当?
圧力鍋でおでんを作るとき、ゆで卵を入れることはできます。
卵が硬くなり過ぎることを心配する人もいますが、他の具をよく煮てから卵を最後に加えるようにすれば大丈夫です。
殻を洗って卵をそのまま入れている人もいますから、卵が爆発する心配は要りません。
電子レンジで卵を加熱すると爆発することがありますね。
これは、電子レンジの電磁波により、卵の内部が加熱されて水蒸気が出るためです。
殻でふさがれた水分が出場所を失って破裂するからなのです。
圧力鍋の場合にはそのようなことはなく、多少硬くなることはあっても、ゆで卵が爆発することはありません。
まず圧力鍋を使ってゆで卵を作ることもできます。
圧力をかけると白身が殻から分離して殻がむきやすくなります。
こうするとゆで卵を短時間で作れるわけですが、普通の鍋で作って入れてもかまいません。
圧力鍋でおでんを作る時に入れてはいけないものは他にもある?
圧力鍋でおでんを作るときには卵は最後に入れるのがいいです。
他にも入れる時期を工夫した方がいいものや、入れない方がいいものもあります。
じゃがいも、里芋
これは煮崩れてしまうので圧力鍋には向きませんが、最後に入れて煮崩れない程度に煮ることはできます。
地域によっては里芋を入れるところもありますが、じゃがいも同様に煮崩れしやすいので後から入れましょう。
竹輪、はんぺん、さつま揚げ、など
これらは煮すぎると膨らみ過ぎて旨味を逃してしまいます。
後から加えるようにするのがいいですね。
はんぺんは特に膨らんで、後でくたっとなるのであまりお勧めできません。
具沢山になる圧力鍋に最初から入れるのは無理ですが、どうしても食べたい人はほかの材料がほとんど煮あがってから最後にはんぺんをふわっとのせるようにするといいでしょう。
白滝、こんにゃくなど
おでんの定番のこんにゃくも初めから入れない方がいいです。
白滝も同様ですが、いずれも鍋に入れる前に下茹でしておくと旨味が逃げずに美味しくいただけます。
ゆで卵の殻を綺麗にむく裏技は?
ゆで卵を作るとき、殻がなかなかきれいにむけなくて苦労することがありますね。
おでんの卵がボコボコになっていては、ちょっと残念ですよね!
ゆで卵の殻を綺麗にむくには次のような方法があります。
少し古くなった卵を使う
今日買ってきたばかりの卵よりも、3~4日前の卵の方が殻はむきやすいです。
卵の卵殻膜と白身の間に隙間ができて、むきやすくなるからです。
お湯で茹でる
茹でるときにはお湯が沸いてから卵を入れ、10分ほど煮てから冷水に入れて冷まします。
十分に冷やすと、殻がむきやすくなります。
お湯にレモン汁や酢を混ぜて煮る
1リットルのお湯にレモン汁大さじ1程度のレモン汁を加える、あるいは酢を加えて普通にゆで卵を作り、冷水でしっかり冷やします。
こうするとクエン酸の効果で殻がつるっとむけるようになります。
コップなどの容器に入れて振る
ゆで卵を冷水でよく冷やしてから、コップなどの容器に入れ半分浸かるぐらいの水を入れ、ラップでふたをしてから、よく振って卵の殻に細かいひびを入れます。
ひびが入ったら卵を取り出して殻をむくと、きれいにむけます。
このほかに、茹でる前に卵の殻に画びょうで小さな穴をあける方法も試してみましたが、
穴を綺麗に開けるのが難しく、茹でている間に白身が飛び出してしまうことがあり、うまくいきませんでした。
まとめ
圧力鍋で作るおでんに卵を入れることはできます。
ゆで卵を他のおでん材料よりも後から入れるようにするときれいに仕上がります。
ねりものやこんにゃくなども後から加える方がいいです。
ゆで卵の殻がむきにくい時は、古い卵を使う、冷水で冷やす、レモン汁を加える、むく前に殻にひびを入れるなどの工夫でむきやすくなります。
圧力鍋で美味しいおでんを作ってお楽しみください。
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