綺麗なオレンジ色に、ボコっと盛り上がっている形のデコポン。
愛らしいシルエットはもちろん、果汁たっぷり、ビタミンCも豊富で人気!
厚い皮からは想像できないほど中は薄皮で、甘みが強いのも特徴ですが、実は苦みも強く苦手とする方もいるようです。
なぜ、甘いはずの柑橘類が苦くなってしまうのでしょうか。
今回は、デコポンやデコポンのマーマレードが苦い原因、甘くする方法など詳しくご紹介していきます。
そのままでは苦くても、簡単な工夫で甘くすることできます!
ぜひ最後まで読んで参考にしてくださいね。
デコポンが苦いのはなぜ?甘くできる?
そもそもデコポンとは【清見タンゴール×ポンカン】を掛け合わせてできた果物です。
糖度が13度以上、酸度は1,0以下が基準となっていて、これをクリアしたものだけがデコポンとして販売されます。
特徴としては、
・甘みと酸味のバランスがよい
・みずみずしくジューシー
・実の皮が薄く食べやすい など
そんな甘くてジューシーなデコポン、苦みの理由は・・
1.完熟していないため
デコポンは甘みが強いですが、完熟しきってないものは苦みを感じやすくなります。
2.薄皮の白い筋
皮を剥くと実がでてきますが、その薄皮に付いている白い筋のようなもの。
実は食物繊維やビタミンを含みますが、苦く感じます。
このような苦いデコポンを甘くする方法は、【温かい所に置いておく(追熟)・皮を外から揉んで刺激をする・実を電子レンジで加熱する】などがあります。
急いでなければ常温で1週間ほど、そのまま置くのがオススメです。
デコポンのマーマレードが苦いのはなぜ?
柑橘類から作られるマーマレード。
パンはもちろん、ヨーグルトやドリンクなどに使っても美味しいですよね。
デコポンでマーマレード作ってみたけど苦くて食べられない・・
そんな経験ありませんか?
マーマレードは果実の皮を含むもので、多少の苦みがアクセントになりますが、苦すぎてしまうと食べられません。
デコポンのマーマレードが苦くなってしまう原因をご紹介します。
1.皮(ピール)が苦い
柑橘類といっても、果肉や皮のもつ甘みや苦みは様々です。
オレンジやみかんはマーマレードの定番ですが、選ばれる理由として、そもそもの苦みが少ないから。
それに比べデコポンの皮は厚く、より多くの苦みを含んでいます。
2.下茹でが足りない
マーマレードの基本として茹でこぼしが必要です。
茹でこぼしとは、剥いた皮を水から茹でることですが、デコポンは苦みが強いので何度も繰り返し行います。
この茹でこぼしが足りないと、苦いマーマレードになりやすいです。
3.農薬が残っている
最近では無農薬食品が増えましたが、虫や病気から果実を守るため、デコポンの栽培に農薬が使われいることがあります。
この農薬を落としきれていないと、苦みとなって残ることがあります。
ではこの苦みを取り、美味しいマーマレードにするためには・・
・皮の内側の白い綿は綺麗に取り除く (苦みが強いため)
・皮は薄く・細く切る
・茹でこぼしの際に砂糖を入れる (苦みが薄くなるまで繰り返す)
・外皮はよく洗い、農薬をしっかり落とす (無農薬もオススメ!)
のがポイントです。
デコポンでマーマレードを作る場合は、いつもよりも多目に下準備が必要になります。
デコポンも美味しいですが、はるみみかんも甘くて美味しい柑橘類です^^
はるみみかんについては、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
まとめ
今回は、デコポンが苦い理由・甘くする方法など詳しくご紹介してきました。
実は、デコポンの苦みの成分は体には良く、このデコポン特有の苦みが好きな方もいます。
甘すぎるマーマレードが苦手な場合は、ぜひ一度デコポンでマーマレードを作ってみてください。
そのまま使うのではなく、全ての工程を丁寧に時間をかければ、デコポンならではのマーマレードを楽しめます。
実だけではなく、栄養たっぷりな皮まで美味しくいただきましょう。
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