寒いときには欠かせない、日本料理のおでん。
だしが染み込んだ具材はもちろん、透き通っただし汁はホッとする美味しさです。
家庭でも作られることが多いおでんですが、だしが濁ってしまうことはありませんか?
透明なだしに仕上げたいのに・・どうして?と悩む方も多いのではないでしょうか。
今回はおでんだしが濁る原因、透明に仕上げるコツ、濁りやすくなる具材、だしを使ったレシピなど詳しくご紹介していきます。
味はもちろん、透明で透き通っただしの美味しいおでんを作りましょう!
おでんだしが濁る原因は?透明なつゆに仕上げるコツは?
昆布などを使ってじっくりだしを取り、そこに切った具材をいれて煮込むイメージのおでん。
これだけ聞くと簡単そうに感じますが、実は手間をかけないと透明なつゆにはならないんです。
透き通っただし汁にするためのコツをご紹介します。
具材の油抜きをしっかりする
おでんの定番具材である厚揚げ、さつま揚げ、もち巾着、手羽、牛すじなど油を含む食材は煮込む前に必ず湯通しをしてください。
理由として余分な油は、だし汁を濁らせる原因になるからです。
厚揚げやさつま揚げは、熱々の熱湯をかけるだけでも油抜きできます。
逆に牛すじは、油分が強いので何度か下ゆでをしてください。
手間にはなりますがだしが濁らなくなるに加え、食材に味が染み込みやすくなり、より美味しいおでんに仕上がります。
グツグツ煮込まない
透明なつゆにするためには、だし汁を乳化させないことがポイントです!
乳化とは水と油が強制的に混ざる現象で、混ざると白濁(しろく濁る)になります。
おでんを強火で煮込むと、具材の油分とだしが乳化し濁ったつゆになってしまうので、弱火でじっくり時間をかけて煮込むことが大切です!
大根など硬い野菜は、弱火でも火が通るように下茹でをしておきましょう。
おでんだしが濁りやすくなる具材とは?
上記でもお伝えしましたが、おでんの定番具材の中には、だし汁を濁りやすくするものがあります。
【さつま揚げ・厚揚げ・もち巾着・がんもどき・つくね・ソーセージ・ベーコン・手羽・牛すじ】 など
お好みや作る家庭によって入れる具材も違ってきますが、どれも人気がありますよね。
自分で作る際は、湯通しで油抜きをしてから煮込んでいきましょう。
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おでんだしの残りを使ったレシピは?
美味しかったおでんを食べ終わると、残るのはだしですよね。
そのまま捨ててしまうのはもったいないですよ!
旨味をたっぷり含んでいるので、別の料理に使ってみましょう。
オススメのレシピをご紹介します!
炊き込みごはん
洗ったお米とだし、お好みで醤油を入れて炊飯をするだけで、簡単に旨味のある炊き込みごはんが作れます。
味噌汁
余っただしに野菜やお肉をいれて作る味噌汁もオススメです!
味噌はもちろん、塩や醤油で軽く味を整えるだけで簡単に完成します。
お好み焼き
おでんのだしに小麦粉や野菜を加えて、フライパンで焼けばお好み焼きの出来上がり。
様々な旨味を含むだしなので、とても美味しく仕上がります。
まとめ
今回はおでんだしが濁る原因、濁りやすい具材、余っただしを使ったレシピなどご紹介してきました。
味を染み込ませようとグツグツ煮込みがちですが、それも濁らせてしまう原因でしたね。
油分を抜くことも大事ですが、とにかく弱火でじっくり煮込むことが重要です。
そのため、おでんは時間に余裕をもって作り始めてくださいね。
手間をかけた分だけ、透き通っただしの美味しいおでんに仕上がります。
また何十種類の具材をいれて出来るつゆは無駄にすることのないよう、他のレシピに生かし、最後までいただきましょう^^
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