読書感想文といえば、夏休みの宿題の定番ですよね。
本を読んで思ったことをまとめるだけなのですが、小学校低学年のお子さんだと一人でまとめるのは難しいと思います。
特に一年生だとまだ本を読んで、感想を書くだけでも疲れてしまいます・・^^;
でもなるべく子どもに考えさせて、自分の意見を書けるようにしてあげたいですよね。
実際私の娘も一年生で苦労したので、そのときの体験談もまじえてお話したいと思います。
小学一年生から低学年のお子さんの読書感想文の書き方がわからない、まとめるのを手伝ってあげたいけど、どうしたらいいのかな?と悩むお父さんやお母さんに、ぜひ読んでいただきたいです^^
小学校一年生でも簡単に書ける読書感想文の書き方のコツは?
<用意するもの>
・白紙5枚~
読書感想文の構成としては、次の5つに分けて考えると組み立てやすくなります。
②あらすじ(本の簡単な内容)
③一番おもしろかったところ(印象に残ったところ)
④③についての自分の感想、思ったこと
⑤この本を読んで気がついたこと、強く思ったこと
そしてそれぞれ、1項目ずつ1枚の紙にまとめていきます。
ここではお子さんと対話しながら、自由な意見を聞きましょう。
大人では考えつかないような感想を持っていることがあって面白いですよ^^
本を読んだ感想をどんな風に子どもに尋ねればいい?
上記の5項目について、さらに詳しく見ていきましょう。
1枚ずつ紙に①~⑤までそれぞれ質問し、下書きメモとして書いていきましょう。
①この本を読むきっかけ
まず①ついては、
・どうしてこの本を選ぼうと思ったのか?
・本を選んだ時のできごと
などを書きます。
例えば、「お兄ちゃんにすすめられたから」など。
私の娘は「図書館で見つけて、表紙の絵がきれいだったから」と書いていました。
②あらすじ(本の簡単な内容)
次に②のあらすじですが、ここでは「どんなお話だったかな?」と質問して、本の内容や登場人物の紹介などをまとめます。
例えば、不思議の国のアリスなら「7歳の女の子アリスがウサギを追いかけて不思議の国へ行って、色々な人や物に会って冒険をする話」など。
「お友達の○○ちゃんに『こんな本だったよ!』って教えてあげるなら、どんな風に説明してあげるかな?」
などと質問すると、お子さんも考えやすいかもしれません^^
ここではお子さんの感想は入れないようにしましょう。
③一番おもしろかったところ(印象に残ったところ)
③は、読書感想文を書く上で大切なポイントになってきます。
・どんな場面?
・どんな出来事?
・誰の言葉?
などを質問してみて、お子さんの心に残ったところを深く掘り下げて聞いてみましょう。
いくつかおもしろかった場面を挙げて、さらに一番おもしろかったところを決めておきましょう。
付箋を貼って読み返してもいいですね。
④③についての自分の感想、思ったこと
そして④では、③で挙げたところについての自分の感想、思ったことをまとめます。
・その場面を読んでどう思った?
・どうしてそう思ったのかな?
・自分とや家族と比べてどうかな?
などお子さんが感じたことを話しているうちに、作者の意図が自然とつかめてくるかもしれません^^
⑤この本を読んで気がついたこと、強く思ったこと
さらに⑤では、
・この本を読んでどんなことに気がついた?
・どんなことがわかった(学んだ)?
・自分の考えがどう変わったかな?
・これから自分はどうしたらいかな?
・登場人物と似ていたところはある?
などを質問してまとめます。
例えば、「自然を大切にしようと思った」などという本の主題に関することでもいいですし、「ワクワクして本が好きになった」など直接本の内容に関わらなくてもOKです。
③、④の項目でしっかり感じたことがまとまっていると書きやすいと思います。
最後まで書けたら読み直して順番を整え、字数を確認してから原稿用紙に清書していきましょう。
これで読書感想文の完成です♪
私の娘は3時間ほどかかって読書感想文を書きあげました。
小学一年生ですと文字数も原稿用紙2枚程度(800字以内)だと思いますが、ひらがなを書き慣れてきたばかりの頃ですので、文字をたくさん書くだけでも疲れてしまうんですよね^^;
質問しても煮え切らないのでイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、そこは抑えつつ、半日程度は時間を取ってゆっくり取り組んでみましょう。
小学生で読書感想文が書けないのはなぜ?
小学生になると、一人で本を読むことができると思います。
でも「読んでみてどんな風に思った?」「感想は?」と子どもに聞いても、なかなか答えてくれません。
私の娘も「面白かった!」「びっくりした!」だけで感想が終わってしまいました^^;
まだ小学校の低学年だと本の内容を深く理解したり、作者が一番伝えたいことを読み取ることが難しいと思います。
そこで親が意見をして誘導すると、親の感想文になってしまいます・・。
そんなときは、お子さんに色々とインタビュー(質問)して答えを引き出してあげましょう!
自分で感想や感じたことを書き表すのは難しくても、お父さんお母さんと本の内容について話し合う中で、お子さんの意見や思いが整理されてくると思います。
まとめ
お子さんの中には、本を読むのはすきだけど、読書感想文はうまく書けない!ということがあると思います。
読書感想文を書くには、まずワクワクして本を読むことが大切ですね。
そして親御さんが質問して、お子さんが自由に思ったことや感じたことを引き出してあげると、力まなくてもスラスラと書けるようになると思います。
「夏休みの宿題だから渋々・・」ではなくて、親子で一緒に楽しみながら書けるといいですね^^
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